目次
レシピって解説が足りないよね!

どんなレシピを見ても”酒・みりん”は調味料として登場することが多いですよね。
思考停止状態でレシピに書いてある通り淡々と料理を作っていた私ですが、ある日疑問が湧いてきました。
レシピっていきなり調味料の配合が掲載されているものが多く、”なぜその調味料を使う必要があるのか?”という一番重要な部分の解説がなされていないケースがほとんどだと思います。
Howは教えてくれるけどWhyは教えてくれない、みたいな。。。(仕事だったらダメなやり方だ・・)
なので、この記事では酒とみりんの役割や存在意義についてまとめてみます!
お酒って味しないのになんでいつも入れるの?

下味にも、味付けの調味料にも必ずと言っていいほど使われるお酒。
調べてみたら、使われる意味がめちゃめちゃありました・・
素材を柔らかくする
以前、美味しさが段違い!お肉の下処理方法という記事でも書きましたが、お酒は素材を柔らかくする効果があるので下味に最適。
お肉のタンパク質を包むコラーゲンは加熱すると固くなる性質があるのですが、このコラーゲンが酸性の液体に浸すと柔らかくなるのです。(お酒は酸性)
他の調味料を素材に染み込みやすくする
これは面白いなと思ったのですが、お酒には他の調味料が素材に染み込みやすくなるように助ける役割があります。
臭みを飛ばしたり、風味づけに使える!

魚や鶏肉の臭みを飛ばしたり、風味豊かになる効果もあるそう。
ただ、これは日頃料理してもあまり体感として感じづらいですね・・。(私の味覚が鈍感なだけ!?)
時短調理になる!
これは嬉しい効果!なんと、炒める時のタレなどにお酒を入れると調理時間が短縮されるそうです。
確かに、お酒って加熱すると一気に蒸発するので、その際に他の調味料の水分も一緒に逃してくれるんですかね・・?
照り焼きとか、意外と煮詰めるのに時間がかかるので、これは重要な役割ですね。
みりんってそもそも何者?砂糖でよくない?

続いて、お酒と並んでめちゃレシピに出てくるみりんについて考えていきたいと思います。
みりんの役割としては甘みや照りを出すと言われていますが、いつも思っていたのです。
「・・・だったら砂糖でよくない?」
なので、みりんと砂糖の役割の違いを比べていこうと思います!
みりんは食材を固く、砂糖はやわらかくする!

注意しなければならないのは、みりんと砂糖が素材に対する働きが真逆であること。
みりんが素材は素材を引き締めるのに対し、砂糖は素材の表面に水分を保ち柔らかくする効果があります。
なので、煮崩れを防ぎたい煮物にはみりん、すき焼きなどお肉を柔らかく仕上げたい料理には砂糖を使うのです。
砂糖はお肉の下味につけても柔らかくなるのでおすすめです。逆にお酒を切らしているからといってみりんで下味をつけてしまうと肉が固くなるので注意です!!(以前私がおかした失態です)
まろやかなのはみりん、甘みが強いのは砂糖!

みりんがまろやかな甘みをつけてくれるのに対し、砂糖はしっかり甘みが出ます。
なので、さっぱり食べたいブリの照り焼きにはみりん、甘さをしっかり出したいカボチャやサツマイモ料理には砂糖を使うのが良さそうです。
調味料の意味を知って、料理をもっと楽しもう!

何気なく使っている調味料でも、必ずその調味料を使う意味がある。
意味を知ると料理はもっと楽しくなります!
「この調味料、使う意味ある?」とふと疑問に思ったときは、ぜひちょこっと調べてみてください。料理の知見がぐぐっと広がりますよ!
最後に調味料つながりで以前オススメの調味料を紹介した動画を貼っておきます↓